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絵画と音楽の共通点

20世紀を代表する画家 ワシリー・カンディンスキーは、絵画と音楽を密接に結びつけて考えた抽象絵画の代表的先駆者です。彼は、特定の音を聞くと特定の色が見える「共感覚(シナスタジア)」を持っていた可能性が指摘される人物でもあります。カンディンスキーにとって色彩は、目で“見る”だけの要素ではなく、感情や精神に直接触れて内面を揺さぶる“音”に近いものでした。 彼は、音楽が物語や対象を描かなくても感動を生むように、絵画も「何が描いてあるか」から解放され、色と形の構成そのもので人々の内面に訴えかけられると確信します。こうした発想は、具象の再現ではなく、画面全体のリズムや緊張、響き合いによって成立する「純粋抽象絵画」へとつながっていきました。

カンディンスキー《コンポジションVII》
ワシリー・カンディンスキー《コンポジションVII》(1913年)、油彩・カンヴァス、201 x 302 cm、トレチャコフ美術館 抽象絵画の頂点とも評される巨大な作品。30点以上の習作を経て描かれました。具体的な形は解体され、轟くような色彩と形態の渦が、交響曲のように複雑なリズムを生み出しています。

この知識を活かして、作品をレベルアップしましょう!

写真をアップするだけで、約30秒で構図・明暗・色の改善点が具体的に届きます。