#267

岩絵具は“粒子サイズ”で表情が変わる

日本画の岩絵具は、天然の鉱石を砕いて作るため、砂のような「粒の大きさ(番手)」によって見た目が劇的に変わります。粒が粗いと、光が奥まで入り込み深く濃い色に見えますが、細かくなるほど表面で光が乱反射し、同じ色でも「白っぽく明るい色」へと変化します。

ザラザラとした岩の力強さと、滑らかな空の質感を一枚の絵の中で描き分けることができる、極めて物質的で奥深い画材なのです。

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