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同じ色でも“置く面”で違う

同じ色の物体でも、光源との角度によって「明部」「中間部」「暗部」の役割を持つ面に分かれ、その色価(バリュー)は劇的に変化します。細部を描く前に、対象を「プレーン(面)」の集合体として構造的に把握し、各面が向いている方向に応じて大胆に色を置き分けることが、彫刻的な量感を生む鍵となります。

この「面の意識」を徹底すれば、平坦になりがちな描写に力強い説得力が宿ります。光がどの面を叩き、どの面を掠めるのかを正確に描き分けることで、二次元の画面上に、光と影の論理に裏打ちされた「絵画的な強さ」と三次元の実在感を構築することができるのです。

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