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遠景の建物は“線を減らす”

遠景にある建物や複雑な街並みを描く際は、空気遠近法を適用し、「意図的に線を減らす・ディテールを省略する」ことが鉄則です。距離が増すほど大気の粒子が光を散乱させ、コントラスト(明暗差)と彩度が低下し、細かい窓枠やレンガの目地といった高周波情報は視覚的に消失します。遠くの物を詳細に描きすぎると遠近感が崩壊するため、シルエットや大きな色の塊(マッス)として抽象化し、輪郭を柔らかく処理することで、都市風景の中に圧倒的な大気の厚みと空間的な奥行きを演出できます。

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